昨年11月中旬のとある快晴の日。特殊な形をした車両数台と機材が、競技場内に養生部材とともに運び込まれました。
具体的には、安定した映像を撮影するために高剛性のフレームを持った電動カメラカーと演出効果を高めるスモーク発生装置を搭載したリヤカー付き自転車。これらは、事前に施設、特に陸上競技トラックへの影響、問題がないこと、その他養生すべき部分等の確認を行い、了解を得て、この日を迎えることができたものです。
この日はドローン撮影には問題のない風速だったようですが、気まぐれなスモークの流れ方、漂い方にはちょっと手を焼いていたようです。しかし、ここもプロならではの「ねばり」で対応。納得の行く映像が得られるまでtakeを重ねていました。
完成したCMの最後をキメていたのはドローン撮影映像。その撮影はテキパキと進み、たまロケメンバーが気づかぬうちに完了していたという状況でした。これは今回の制作の方々のドローン撮影に関する豊富な知識と実績から生み出された「技」によるものと強く感じた次第です。フィルムコミッションの我々としては、ドローン撮影という新たな手法が普通になりつつある現在、今後とも安全に、安心してロケ撮影支援も続けてゆくために必要且つ貴重な経験となりました。
出来上がったCMは、以下よりご覧いただけます。これが多摩市立陸上競技場で撮影されたとは?! …とくとご覧あれ
https://www.saikyu.co.jp/news/cm02/